■留年してしまった場合の在留期間更新理由書

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留学ビザで滞在している外国人の方で、留年してしまい、ビザの期限までに卒業できなくなってしまう方がいます。留年してしまった理由は様々なものがあると思います。勉強が難しくて試験に受からず単位が足りなくなってしまった、アルバイトの入れすぎで出席率が著しく悪い、大学仲間と遊び過ぎて学校に行っていない、事情があって数か月大学に通えなかった・・・など
　
　「アルバイトの入れすぎで出席率が悪く単位を落とした」という理由は、週28時間超えの違法就労の疑いもありますので、単位が足りずに在留期限までに卒業できない理由がこれにあたると、更新許可はかなり厳しいと言わざる負えません。
　
　以下に、留学の在留期間更新理由書の例をご紹介いたします。ポイントは、「留年した理由（正直に）」「在留期間が延長されれば、卒業できる可能性が高いこと」「在留期間を延長しても金銭的に困ることはないこと」「留年した反省と卒業するための今後のスケジュール」です。ご参考程度にお願い致します。

令和○年○月△日 法務大臣　殿 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　申請人 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　生年月日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国籍・地域　 　　　　　　　　　　　　　　在留期間更新理由書 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　私は、○○と申します。現在、在留資格「留学2年」で滞在しております。○○大学○○学部に在籍しておりますが、単位不足のため、在留期限である2020年〇月〇日までに同大学を卒業する事ができませんでした。引き続き大学に在籍して、不足単位を取得し、添付の卒業見込証明書のとおり卒業したいと強く希望致します。何卒、ご審議のほど宜しくお願い申し上げます。 　現在、卒業に不足して単位数は10単位です。（添付「成績通知書」ご参照ください。）2020年度後期課程において選択した科目数は10科目であり、全て試験合格すれば20単位取得となります。（添付「履修科目通知書」ご参照ください。） 　 　私は、○○大学へ入学してから、アルバイトは週15時間程度行っており、選択した授業にも出席しておりました。しかし、大学の勉強は難しく、試験に合格できずに単位を落とすことがよくありました。ひとえに、私の勉強不足が招いた結果であると深く反省しております。 　卒業するため留学期間が延長されることに対する日本滞在費等は、これまで通り私の両親が負担してくれますので、今後はアルバイト時間を減らし、今まで以上に勉強時間を確保し、卒業に向けて最大限努力する所存です。分からない事があれば教授等に質問し、試験に合格し、必ず単位を取得し大学を卒業したいと強く思っています。 　以上の次第であり、御庁におかれましては、諸事情ご理解の上、何卒、留学の更新のご許可をいただけますよう、宜しくお願い申し上げます。

　

　卒業後の技術・人文知識・国際業務ビザへの変更の事を考えると（ビザに限らずですが。）、日本の大学等を卒業できたかどうかは、その後の就職（就労ビザ取得）に大きな影響がありますので、何とか頑張って卒業して欲しいと思います。本国の両親もそう願っていると思います。まぁ、日本の大学入ると、酒だ女だ旅行だバイトだ遊びだと、無茶苦茶になるんで勉強する気が起きなくなりますけど（個人的見解です。）。